民間の介護施設は、大きく分けると4種類に分類できます。
1つ目のサ高住とは、サービス付き高齢者向け住宅を指します。
これは介護施設という位置づけよりも、あくまでも高齢者が生活するための住宅といったほうがイメージしやすいかもしれません。
サ高住で介護サービスを受けるためには、提携している外部業者が提供する居宅サービスを利用することになります。
2つ目の介護付き有料老人ホームは、高齢者に必要な生活支援や介護サービスを多岐にわたって提供できる施設という特徴があります。
施設ごとに要介護の人しか入居できない所もあれば、自立支援の人も入居できる施設もあります。
多くの場合、介護保険サービス料が定額制となっており、毎月かかる予算を立てやすいというメリットがあります。
3つ目のグループホームは、認知症の人が10人未満の集団生活を行う施設で、専門の介護職員が常駐しています。
ここでは毎日の生活に必要な食事や洗濯などの作業を、利用者のできることができないことを見極めながら担当するという大きな特徴があります。
自分自身でできることは自分で行うというルールのもとに生活することで、認知症の進行をゆっくりにできるというメリットがあります。
4つ目の住宅型有料老人ホームは、介護の必要がない高齢者を対象としている老人ホームです。
レクやイベントが充実している点が大きな魅力で、入居している高齢者同士がコミュニケーションを取りながら楽しく生活できる場所を提供します。
上記以外の介護施設について知りたい人は『介護施設の種類別マスターガイド』も、ご覧ください。